アイドルを考える

わたしがアイドルを卒業した3つの理由

推していたアイドルの卒業発表はショックですよね。
「推していたアイドルが突然卒業を発表して立ち直れない」
「自分の応援が足りなかったのではないか」
と悩んでいませんか?

私自身は現在社会人ですが、以前ローカルアイドルとして活動していた時期があり、3つの理由から卒業を決意しました。
この記事では、私がアイドルを卒業した3つの理由を紹介します。
結論からいえば、私が卒業したのはファンの人のせいではありません。むしろ心から感謝しています。
この記事を読み終えると、少しでも前向きな気持ちでアイドルの卒業を後押しできるようになるはずです。

メンバーとの人間関係

 

アイドルが卒業する理由として、どうしても入ってくるのが人間関係だと思います。

私は基本的にメンバー、運営さんとも恵まれましたが、リーダー格の子とは合わないなと思っていました。
レッスン中に他のメンバーの前で、私一人を吊るし上げるような怒り方をしたり、グループLINEで名前は出さないものの明らかに私に対してだとわかるような形で不満を書いたり……。
私自身、ダンスや歌はまだまだだと思っていたので、特に気にはしていませんでしたが、
他のメンバーはリーダー格の子とはなんとなく距離を置いていました。

私がリーダー格の子から指摘されることについて、運営さんに意見を聞いてみても「気にしなくていいよ」と返されることもあったりと、リーダー格の子自体にも何か問題があるような雰囲気でした。

目立った争いや問題があるわけではないのですが、どことなく居心地が良くなかったので、アイドルを何年も続けていくということはあまり考えられなくなりました。

メンバー同士にまとまりがあり、「みんなで上を目指そう!」という雰囲気だったら、また違った未来があったのかもしれません。
ともかくも、グループ内の雰囲気や人間関係はそうではありませんでした。

就職

 

元々AKB48グループや地下アイドルが好きで、憧れて自分もアイドルになりましたが、将来的には就職をして企業で働きたいと思っていました。
アイドルが経済的に不安定な仕事だということもありますが、それ以上に学校とアイドル以外の広い世界を知りたかったというのが大きな理由です。

確かに、アイドルの世界は破天荒で面白いです。
アイドルプロデューサーといえば、初代BiSを成功させ、現在もWACK所属のアイドルをプロデュースし続けている渡辺淳之介さんが有名ですよね。地下のアイドルの世界にも面白い大人はたくさんいました。

ですが、「面白さ」と「非常識」は紙一重でもあります。
打ち合わせの場所や日時を何の連絡もなくいきなり決められたり、キャンセルされたりすることもありましたし、
知り合ったアイドルも、大体半分くらいはそういう子だったと思います。

活動を続け、地下アイドルの事情がわかるにつれて、
「このままずっとアイドルの世界にいたら、他の世界では生きていけなくなってしまうのではないか」という気持ちが大きくなっていきました。
アイドルだけではない、広い世界を知って生きていきたいと思い、最終的に就職を理由に卒業することにしました。

アイドルの世界は普通ではない

 

アイドルとファンの関係は、普段の人間関係とは違っています。
アイドルはファンから、あまりに多くの気持ちやプレゼントや、時間、お金を受け取りすぎているからです。

ファンの人は、ライブをやると告知すれば、アクセスの悪い駅や場所でも来てくれますし、
最低でも3000円程度はかかるチケット代を毎回払ってくれます。
ライブがどれだけ下手でも、コール(掛け声)で盛り上げてくれます。
好きなお菓子の差し入れやプレゼントを用意してくれますし、誕生日には他のファンと合同で生誕祭を開いてお祝いしてくれます。
夜寂しいときでもSNSに投稿すれば、ファンの誰かがコメントをくれます。

 

ファンの人と交流すると、自分が必要とされていると感じられましたし、すごく満たされた気持ちになりました。
そうしたファンの人の気持ちを嬉しく思いつつ、それでも、そうした関係性はやっぱり異質だと思ってしまったんですよね。
アイドルとファンはお互いに夢を見合っています。
でもそれはどこまでも夢でしかありません。
ファンの人が見ているのは、私であって私ではないからです。
あまりにも楽しく満たされたアイドルの世界に長く居続けることは、自分のためにならないと思いました。
誰かからひたすら受け取るのではなく、自分自身で価値を作り出せる人間になりたいと思い、アイドルを辞めることを決めました。

まとめ

 

以上、わたしがアイドルを卒業した3つの理由を紹介しました。
ファンの人には感謝していますし、もっと応援してほしかったとか、もっとファンが増えて有名になりたかったとか、そういう思いは全くありません。
そもそもあまり向いていなかったと思いますし、活動できていたことが奇跡だと思っています。

アイドルもいつか卒業して、現実を見なくてはいけない時が来ます。
卒業発表をしたアイドルも、どんな形であれ、きっと現実を見る時が来たから決めたのだと思います。
今すぐには難しくても、ぜひ前向きに送り出してもらえたら、それがアイドルにとって一番嬉しいことではないでしょうか。

アイドルはイケメンのファンの方が嬉しい?元アイドルが答える禁断の質問推しているアイドルが好きすぎるあまり、 「アイドルだってイケメンと握手できた方が嬉しいし、ヲタクと握手なんてしたくないんじゃないか...
【元アイドルが教える】握手会で盛り上がる会話ネタ3選「アイドルの握手会で会話のネタがない…」 「アイドルとの会話をもっと盛り上げたい!」 「アイドルともっと仲良くなりたい」 と思...