文学

情緒ある古都・金沢が題材の小説は?行く前に読みたい4選

金沢は情緒ある古い町並みが続く魅力的な古都です。その風情ある美しい町並みからか、金沢は数多くの小説の舞台となりました。

この記事では「文学の町」金沢を題材とした小説を4つ紹介します。金沢に行く前に読めば、より一層楽しめること間違いなしです!

金沢に行く前に読みたい小説4選

恩田陸『ユージニア』

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あの夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。旧家で起きた、大量毒殺事件。未解決となったあの事件、真相はいったいどこにあったのだろうか。数々の証言で浮かび上がる、犯人の像は――。
出典:楽天ブックス

金沢の旧家で約30年前に起きた未解決事件を追うミステリー。
唯一生き残った盲目の美少女・青澤緋紗子は真犯人なのか?
芥川龍之介の『藪の中』のように、事件は関係者の証言や、第三者の伝聞で語られていきます。

終盤になるにつれて、新たな事実が浮かび上がり、「そういうことだったのか!」と謎が解けていく感覚がとても気持ち良い!
そして最後に残る謎は、読後の想像力を大いにかき立てられます。余韻もあり、金沢のミステリアスな一面を楽しめる作品です。

北陸新幹線で時間を忘れて読みました!

米澤穂信『ボトルネック』

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亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した…はずだった。ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。
出典:楽天ブックス

結末はかなり衝撃的です!
主人公の「ぼく」の世界に現れた「姉」が、<間違い探し>として日常の謎を解き明かしていくのですが、この小説のすごいところはミステリー要素だけでないところ。
謎が解かれてゆくたびに、「ぼく」は傷つき追い込まれていく。これはミステリーなのか?と思うような、引き込む力が強い小説です。SFやホラーなども混ざったような、文学的に傑作だと思いました。

作者の米澤穂信さんは金沢大学卒で、自身の過ごした土地を作品に盛り込んでいるため、読みながら金沢の町並みを味わうことができるのも魅力です。

読後の苦い味わいも含め、完成された傑作です!

唯川恵『夜明け前に会いたい』

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金沢で生まれ育ち、もと芸者の母と二人暮らしの希和子二十四歳。新進の友禅作家・瀬尾との穏やかな恋が始まったかに思えた東京出張の夜、思いがけない事実に打ちのめされた希和子は最終の新幹線に飛び乗ったー。純粋な恋がもたらす歓びと哀しみ、親子の情愛が雪の古都を舞台に美しく描かれる長編恋愛小説。
出典:楽天ブックス

王道のラブストーリー。女性2人と男性1人の三角関係が3組も出てきます(笑)
こうした恋愛小説を読むのが好きな人は楽しいと思います!

ままならぬ恋や希和子の出生の秘密、望まない養子縁組の提案などを経て、希和子自身が成長していきます。
地方都市の閉塞感を描きつつ、読み終わった後はほんのり感動が残ります。

作者の唯川恵さんは金沢出身で、描写の説得力もあります。

みゆ『金沢金魚館』

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金沢にあるレトロなカフェ「金魚館」に集う魅力的ながら問題の多い人々。彼らが起こす事件の謎に、カフェで働く「視えすぎる」青年・古井戸薄荷と、店長で古井戸の教育係の別流瀬隆治、古井戸が密かに心を寄せる女子大生・花純が挑むのだが!?金沢のひがし茶屋街で、近江町市場で、路地裏で。人々の想いが絡まる街で、迷える青年・古井戸の密かな冒険が始まる…!
出典:楽天ブックス

金沢は昔ながらの喫茶店も多く残っています。この小説は読みながらレトロな風情が感じられました。
喫茶店に来るお客様の謎や問題を解決しつつ進んでいきます。短編集なので読みやすいです!
最後にバイトの青年・古井戸薄荷が抱える複雑な境遇に、一応の決着がつきます。

作者のみゆさんは金沢が地元で、1年中かけて街中を取材したそうです。さまざまな町の魅力が作品に生きているのは、ていねいな取材が理由なのかもしれませんね。

世界感が好きな方はこちらもおすすめです!
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金沢金魚館(シュガードーナツと少女歌劇) (集英社オレンジ文庫) [ みゆ ]
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小説でも金沢を味わおう!

「文学の町」金沢を題材とした小説を4つ紹介しました!
気になる一冊があれば、ぜひ手にとってみてくださいね。