東京都の郵便局の元職員が大量の切手を着服・換金していた問題で、日本郵便は切手を着服した2名の元職員を刑事告訴することを明かしました。
この記事では、
・切手着服はなぜバレたのか?
・切手着服の手口は?
・切手着服をした元職員の名前や顔写真は?
を調べました。
Contents
日本郵便で職員が5.4億円分の切手を着服!手口は?
日本郵便で職員2名が5.4億円分の切手を着服していました。
職員は、港区・芝郵便局の元課長と、千代田区・神田郵便局の元課長代理の2名です。
職員2名は「料金後納制度」を利用し、切手を持ち出して金券ショップで換金していたとのことです。
料金後納制度とは?
ダイレクトメールなど、郵便物をたくさん送りたいとき、切手をわざわざ貼るのは面倒ですよね。
その時に利用できるのが「料金後納制度」です。
「料金後納制度」では、郵便物に切手を貼ることなく、料金を一括で支払うことができます。
支払いの方法は現金の他にも、切手での支払いが認められています。
職員2名の手口は?
職員2名は、この「料金後納制度」の切手での支払いを利用しました。
日本郵便のルールでは、郵便物の差出人から受け取った切手は、郵便局内で消印を押して細断することになっています。
しかし、職員2名はこの切手を無断で持ち出し、金券ショップで換金していました。
日本郵便の切手着服はなぜバレた?
発覚のきっかけと捜査内容
職員2名の切手着服は、なぜバレたのでしょうか?
きっかけは、東京国税局の指摘だったようです。
その後の捜査で、港区・芝郵便局の元課長が2014~2016年ごろに少なくとも1億円以上の切手を換金していた疑いがわかりました。
しかし、日本郵便は警視庁に告訴しない旨を伝えています。
理由は、職員2名が着服分を返済したこと、元課長が390万円分の不正しか認めなかったことの2つのようです。
また、千代田区・神田郵便局の元課長代理は体調不良を理由に捜査は進んでいません。
日本郵便は刑事告訴する方針へ
2020年9月18日、毎日新聞がこれらのいきさつを報道しました。
すると、日本郵便のコールセンターに「職員を刑事告訴すべきだ」と批判する声が多く集まったようです。
日本郵便は再検討した結果、「告訴しない」という方針を変えて、職員を刑事告訴することにしたようです。
切手着服をした元職員の名前や顔写真は?
切手着服をした職員2名は、芝郵便局(港区)の元課長と神田郵便局(千代田区)の元課長代理とわかっています。
捕まったわけではないので、職員2名の名前や顔写真はまだ公表されていません。
切手着服をした元職員の年齢・年収は?
切手着服をした元職員の年齢・年収はいくらだったのでしょうか?
就職サイトの元社員の方の口コミや、日本郵政の採用情報などを総合すると、このようになりそうです。
芝郵便局(港区)・元課長のプロフィール
名前:非公開
年齢:40代~60代?
年収:700万~1000万円程度か
居住地:港区周辺の都内?
神田郵便局(千代田区)の元課長代理のプロフィール
名前:非公開
年齢:40代?
年収:500万~700万円程度か
居住地:千代田区周辺の都内?
さいごに
東京都の郵便局の元職員が大量の切手を着服・換金していた問題についてまとめました。
日本郵便のずさんな管理体制が明らかになっています。
隠蔽することなく、今後の再発防止に努めてほしいですね。